2012年8月31日金曜日

リーンスタートアップのまとめ1

エリックリースのリーンスタートアップを読んだので、ポイントをまとめる。

★ほとんどのスタートアップが失敗する原因は何か?
スタートアップの本質は、顧客にとっての新しい価値を発見し、提供することだ。
問題は『顧客が何に価値を見出すか、そもそも誰が顧客なのか』が事前にわからない点にある。
そこで創業者は「これがこういうターゲットの人にとって、価値となるはずだ」というように、顧客に関する様々な仮説を立てる。そしてその仮説に基づいて綿密な計画を立て、プロダクトを作る。
ところが不確実性の高いスタートアップにおいて、初期の仮説の多くが間違っているのだ。間違った仮説に基づいて丁寧に作られたプロダクトは、顧客が欲しくないものになる。顧客のメリットにならないものは全て無駄だ。こうして、無駄なものに金と労力を注ぎ込んだスタートアップは資金が尽きて失敗に終わる。

★無駄なく顧客に価値を提供するにはどうすればいいか?
スタートアップがすべきことは、プロダクトを完成させることではない。
仮説の誤りをできるだけ早い段階で発見し、修正していくことだ
ではそのために何をすればいいか。
事業計画を構成する仮説を1つ1つ分解し、それを実験で検証することだ。

リーンスタートアップではこれを検証による学びといい、無計画な努力とは明確に区別する。つまり「仮説の正しさ・誤りに気づき、どうすれば持続可能な事業が構築できるかに関する学び」を生産の評価基準とするのだ。

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